産業教育WG 目標に向けた学習過程 「体験」から「探求」へ
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中央教育審議会教育課程部会の産業教育ワーキンググループは18日、第2回会合を開き、次期学習指導要領での目標の記述の案を事務局が示した。現行の指導要領の目標では、各教科の学習過程を「実践的・体験的な学習活動」と記しているが、次期指導要領では「実践的・探究的な学習活動」とする考えを提示した。
この日はヒアリングも実施した。民間企業と連携して、ドローンやVR(仮想現実)、AR(拡張現実)など先端技術を活用した建築科の授業を、埼玉県立大宮工業高校の手島裕司教頭が紹介した。建設業界では建物の測量や施工で、デジタル技術の活用が広がっていることから、生徒が最新機器に触れる機会を増やしていると報告した。
委員からは「特定の分野に特化した知識や技能が、卒業後も長く有効となる時代は終わっている。分野横断的、学際的な学習も充実させる必要がある。このことも踏まえた目標の書き方にするべき」などの意見が出た。


