社会的な話題 中2から 外国語WG
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中央教育審議会教育課程部会の外国語ワーキンググループは1日、第4回の会合を開いた。各学年で扱う話題について、中学1学年では日常的な話題を、2学年以降に社会的な話題を取り上げることを事務局が提案した。英語での発信力の強化のため、日本の歴史・文化や住んでいる地域のことを発信する活動を充実させる案も示された。
取り扱う話題のイメージについて、現行では学年別に示しておらず、さまざまな難易度のものが混在していた。
次期学習指導要領では、友達や家族、学校などの日常的な話題は3年間通じて扱い、フェイクニュースや人口減少といった社会的な話題は2学年から扱うことを示した。
また英語での発信力を高めるため、自分の意見を発信する活動を充実させる。日本についての理解を深め、発信する活動を促すため、日本の文化や歴史をALTに説明するなどの活動を充実させる他、地域のことを伝える活動を強化する。
この他、小学校の外国語活動と外国語、小・中学校の接続についても話題に上がった。
小学校外国語活動では、より身近で興味を持って活動できる内容を充実させ、文字に慣れ親しむ活動も大切にする。中学校との接続のため小学校では、文構造についての理解を深め、文字を読み・書きできるようにする。
一方、中学校では1学年の初期段階で音とつづりを関係づけながら指導する案なども示された。

