来年度全国学力調査 英語スピーキングテストを分散実施 性別欄四つから選択
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文科省は来年度の全国学力・学習状況調査について、中学校の英語を分散して実施すると発表した。リスニング、リーディング、ライティングの調査は4月20日から23日の4日間実施し、スピーキングのみ24日と27日に500校を抽出して行う。それ以外の中学校は4月28日から5月29日までの期間にオンラインで受けられるようにする。
3日に開いた専門家会議で報告した。リーディングの調査は20分程度とし、7月の結果公表では抽出校の結果のみ公表する。
専門家会議では、質問調査で性別の項目を「男・女」の他に「どちらにもあてはまらない」「回答しない」を設け、四つの選択肢とすることも報告した。算数・数学、理科を「得意」と考える割合は男女で差があることなどから、性別の項目自体は維持する。
政府の男女共同参画基本計画などでは、統計での多様な性への配慮を求めていた。

