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道徳WG 「じっくり学ぶ道徳」打ち出す 一教材を複数時間で

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中教審

 中央教育審議会教育課程部会の道徳ワーキンググループは27日、第3回会合を開いた。一つの教材を複数回の授業で扱うことや、教員による持ち回り指導を可能とする方針を明確化する案が示された。
 道徳科は1時間で一つの読み物教材を扱うことが多く、登場人物の心情理解に偏り、自己の生き方を深く考える段階まで至らないとの指摘がある。このため、発達段階に応じて一つの教材を複数回の授業で扱うことを推進する。現行学習指導要領でも可能だが「じっくりと深く学ぶ道徳」を打ち出す。
 総則・評価特別部会で各学年の内容を複数学年でまとめて示す案も検討しているが、内容の偏りを防ぐため、道徳科では各学年相当の内容を全て扱う方針は次期改訂でも維持する。
 指導体制では、学級担任が授業を担う原則は変えない。一方で、教員の指導力向上や複数の視点の確保につながるとして、持ち回り指導を学校の実態に応じて認める。委員からは、負担軽減が目的化しないよう周知を求める声が上がった。
 内容項目は四つの視点・22項目の枠組みを維持しつつ、個別に見直す。「家族愛、家庭生活の充実」では、虐待や施設入所児童への配慮から、中学校の記述を「父母、祖父母等の家族」とするなど表現を改める。

中教審

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