大学教育の質、学部ごとに星評価 文科省が新認証制度案 高校生に分かりやすく
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文科省は、大学の教育の質を学部ごとに「3つ星」から「要改善」の4段階で示す新たな評価制度案をまとめた。評価結果を高校生や企業などが一目で把握できる形で公表する狙いで、2030年にも導入する。17日、中央教育審議会の作業部会に提示した。
現行制度では評価基準が複数あり、評価結果が分かりにくいとの指摘が出ていた。また、評価に取り組む大学・評価機関双方の負担感の解消も課題となっていた。
新制度では、まず大学全体の内部質保証体制を確認した上で、学部ごとに教育の質を評価する仕組みを採用する。法令上の水準を満たさない学部を「要改善」、達している学部を1~3つ星で格付けする。3つ星は、優れた取り組みを通じて高い教育成果を上げている学部に与えられる。

学部評価は、
(1)養成する人材像と卒業認定・学位授与の方針(DP)の策定・公表
(2)カリキュラム・教育環境体制の整備
(3)学修成果の把握と評価
(4)成果を踏まえた自己改善
―の4観点から行う。
評価結果は専用のデータプラットフォームで一覧公表し、設置者・地域・分野などで検索できるようにする。
国の認証を受けた機関が評価を行うこととし、全学部を対象とする「総合評価機関(仮称)」と、医学・法曹・教員養成など特定分野を専門的に審査する「特定分野評価機関(仮称)」の2種類を設ける。
2040年には、大学進学者数が2021年比の約27%減の46万人になると推計される中、学生一人一人の教育の質向上が急務と判断した。

