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コロナ時代に考えたい学校問題【第96回】

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国会に中高生を招待しては

 国会中継は、子ども達にはとても見せられるものではない。ヤジは飛ばすし、笑いながら登壇者の話も聞かずに隣の議員とずっと話している。中には寝ている者もいる。
 将来こうなってはならないという例でならばよいかもしれないが、それにしても酷い醜態である。
 何故こうした日本国の最高立法府が、毎回、毎回、揚げ足をとるような事をしているのか?中には弁護士等の知識人が多くいるものの、言葉遣いさえも知らない幼稚な者も少なくない。
 この議場の傍聴席に輪番制で全国の中学生や高校生を招待してはどうだろうか。時には小学生が傍聴して感想を述べるようにしたら、もう少しまともな会議になる気がする。
 また、すべての給与を教員レベルにしたらどうだろうか。かなり議員構成が変わるように思える。そこで初めて青年は投票所へ出向くのではないだろうか。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

コロナ時代に考えたい学校問題