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 埼玉県飯能市など3市3町内の登山道を走ったり歩いたりして最長で100キロ先のゴールを目指すトレイルランニングの大会が17日から2日間の日程で開かれた。スポーツ関連企業のFunTrailsが主催、日本教育新聞社などが協賛した。夜を徹してゴールを目指した公立学校教頭の鈴木先生の走りに迫ろうと、記者はスタートラインに立った。
 鈴木先生は教頭になって2年目。多忙と言われる教育職の中でも、教頭の勤務時間の長さは文科省をはじめさまざまな種類の調査で明らかになっている。鈴木先生は激務をこなしながらも、教頭就任前、既に160キロにおよぶトレイルランレースを完走している。
 トレイルランのレース距離は大会によってさまざまだが、160キロは標準的な種目の一つ。世界では、フランスのモンブランの周りを走るウルトラトレイル・デュ・モンブランが知られ、国内では、富士山の周りを走るウルトラトレイル・マウント・フジが開かれてきた。鈴木先生は、「フジ」を完走している。
 土曜日の午前5時。埼玉・秩父市の羊山公園には、ヘッドランプを装着し、トレイルランニング用の小ぶりなリュックサックを背負った選手がスタートを待ち構え、静かに走り出した。まだ記者は鈴木先生と連絡を取っていない。
 選手は夜通しのレースを控え、前日は、準備に追われることとなる。規定に従って、自動計測機能付きのゼッケンを衣服に装着するほか、翌朝のゴールを目指して食料を用意し、寒さに耐えられ、かつ、かさばらないように衣類の選択に頭を悩ませる。そんなわけで、鈴木先生に待ち合わせの連絡はしなかった。
 どこかで鈴木先生に追いつけるよう、後ろの方からゆっくり走り始める。どのみち、記者の力からすれば、寝ないでゴールを目指しても24時間はかかる道のりだ。無駄に力を使うことはない。どこかで追いつこう。楽なスタートだった。
 100キロのトレイルランは今年5月に完走している。それが今回の大会の参加資格でもある。完走はできると思っていたが、甘かった。12時間ほど過ぎて再び暗くなってから、思わぬ苦しみに襲われることとなった。

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