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対面と遠隔の融合を、オンライン教育の今後を議論、中教審

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中教審

 中央教育審議会の「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」が11日、ウェブ会議で開かれ、文科省が新型コロナウイルスの影響を踏まえた今後のオンライン教育の考え方を示した。基本方針として、感染症が収束せず必要に応じて臨時休業が行われる段階では「対面指導と遠隔・オンライン教育の組み合わせによる新しい教育様式を実践する」とした。その上で「授業以外の場での学習活動を指導計画に位置付ける」などの取組事項を挙げた。
 一方、感染症が収束した段階では「対面指導と家庭や地域社会と連携した遠隔・オンライン教育を使いこなす」とした。具体的には「学習履歴(スタディ・ログ)を活用した個別最適化された学び」や「対面指導と遠隔授業を融合した授業づくり」などを進めたい考えを示した。
 これに対し、会議では、今回の考え方が1人1台の情報端末が整備された上で成り立つものだとして、国に早急に環境整備を進めるよう求める意見などが出た。

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