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文科省集計 新型コロナ感染、ピーク時の2割弱

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 文科省は2月26日、幼稚園の園児、小・中学校、高校の児童・生徒と教職員の1月末までの新型コロナウイルス感染状況をまとめた。1週間単位の感染者数は12月中旬から増加傾向が続き、1月4日からの週が過去最多の1681人となった。以後、減る傾向にあり、最新の1月25日からの週は303人とピーク時の2割以下となった。
 この推移は、新型コロナウイルスへの感染を調べて陽性と出た日を集計してまとめた。303人という数値は増加傾向にあった昨年11月前半と同じ程度の水準となる。
 感染した児童・生徒の感染経路別の集計では、家庭内感染が56%、学校内感染が14%、感染経路不明が22%だった。
 家庭内感染は学校段階が低いほど多く、学校内感染と感染経路不明は学校段階が高いほど多かった。幼稚園の園児は除いて集計している。
 小学校は家庭内感染が79%を占めたが学校内感染は4%、感染経路不明は10%。高校は、家庭内感染が33%だったのに対し、学校内感染は25%、感染経路不明が33%だった。
 教職員の感染経路は不明が多く、55%を占めた。家庭内感染は24%、学校内感染は12%だった。
 感染した幼稚園児の人数は375人で、小学校の4164人と比べると10分の1にも満たない。感染経路は家庭内感染が76%、園内感染が10%、不明が10%だった。

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