特別支援WG 関係団体ヒアリング 「場面緘黙の理解を」
NEWS
中央教育審議会教育課程部会の特別支援教育ワーキンググループは21日、2回目の会合を開き、障害児関係の9団体から次期学習指導要領への要望をヒアリングした。
日本視覚障害者団体連合は、視覚障害特別支援学校高等部の専門学科に「柔道整復」を加えるよう要望。あん摩、はり、きゅうを学べる環境を残すことも必要だと訴えた。
全日本ろうあ連盟は、ろうの児童・生徒が学校で手話言語を使って学べる環境を保障することや、小・中学校、高校でも「手話言語」を学べる教科の新設を訴えた。
場面緘黙親の会は、学校現場の障害の理解が不十分であるとして、情緒障害である場面緘黙の児童・生徒が通級指導を受けやすい環境や、自立活動での個別指導の充実を求めた。
この他、多くの団体から、教員の専門性向上など、特別支援教育に関する条件整備を求める声が相次いだ。WGは次回もヒアリングを実施する。