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理科WG 小学校に分野横断学習を新設

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中教審

 中央教育審議会教育課程部会の理科ワーキンググループは13日、第8回会合で骨子案を示した。小学校に理科の各分野を横断する学習内容を新設することが事務局から提案された。「理科と日常生活(仮称)」と名付け、6学年で実施することを想定している。エネルギー問題や環境問題など特定分野に限定できない社会課題が増加していることを踏まえた。分野横断の内容は中学校でも置かれている。高校での実施が検討されている「科学ガイダンス」を、中学校でも取り扱う案も新たにあがった。
 また、会合では学習内容の精選についての考えも示された。学年間で重複が大きい内容や、小中高の系統性の観点から見直すことを提案した。例として小学校3学年の「風とゴムの力の働き」を「ゴムの働き」に改めるとした。
 教科書編集についても言及した。事務局は「経験の浅い教師を中心に教科書を網羅的に指導している」と指摘し、「高次の資質・能力の育成のために必ず扱う内容なのか、必要に応じて扱う内容なのかが分かるよう、教科書会社に教師用指導書で工夫するよう求めることも考えられる」とした。一方、ある委員からは「受験が変わらなければ、教科書も変えにくい」という指摘が挙がった。学習内容の見直し・精選については、今後も検討を重ねる。

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