いじめ防止強化へ、ロールプレー取り入れ 道徳WG
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小・中学校でいじめや暴力行為が課題となる中、文科省は次期学習指導要領の道徳科で、問題解決や体験的な学習を充実させる方針を示した。役割演技(ロールプレー)を通じて登場人物の言動を実感する活動などを取り入れる。4月28日の中央教育審議会教育課程部会の道徳ワーキンググループで提案した。
同省は、現行の指導要領で掲げる「考え、議論する道徳」の実現に向け、複数の時間を使って一つの教材を扱うことを提案しており、その中で体験的な学習や問題解決的な学習の実践を推奨する。
「いじめの卑劣さ」を扱った中学校の教材では、別の生徒と一緒になっていじめに加わってしまった主人公の気持ちを話し合い、卒業文集に書かれた「本当の友達」の言葉の意味を考える。さらに授業の終末に、差別や偏見について感じたことや考えたことをまとめる事例を提示した。
また道徳科の問題解決的な学習について、授業で扱うべき道徳的な問題の例を「自己内葛藤」「価値の対立」の2軸で整理する方向性を示した。

