大学入試センターは2日、大学入学共通テストの英語の民間試験からTOEICが撤退することを発表した。
　実施団体の国際ビジネスコミュニケーション協会が参加を取りやめた。同協会は、受験申込から実施・運営、結果提供の過程が複雑になることが判明し、「責任をもって対応することが困難であると判断した」と理由を説明している。
　入試センターは共通テストで利用する英語試験に対し、4技能を1回の試験で評価できることを求めていたが、現在のTOEICは共通テストに参加する8試験の中で唯一、「聞く・読む」と「話す・書く」の試験を別々に実施している。