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コンパクトでもしっかり検温 手首をかざす簡単検温器「ドットキューブ」

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プロデュース216

 新型コロナウィルスの第三波が気がかりな12月。自宅や学校での検温作業は日々の習慣になりつつある。そんな毎日だからこそ、安全面や手間を考え、効率よく検温を実施したいもの。そこで注目を集めているのがサイコロ状のユニークな非接触型検温器「dot℃ube(ドットキューブ)」。本体の上に手首を一秒かざすだけで検温可能というスピーディーさや、87mm×83mm×83mmという非常にコンパクトなサイズ感に驚きの声も聞かれる。
 東京都内の小学校のある校長は「まずサイズが小さくて、置き場所に困らないのが一番ですね。サーモグラフィーも便利ですが、使用するためには廊下に常に出しておく必要があるので、スペースを取るんです。学校という場所は、児童生徒や教職員以外に不特定多数の方の出入りも多くあります。来客時に、受付で簡単に検温していただくのにも便利だと感じました。値段も手ごろなので、サーモグラフィーと併用してサブ機として使用したいです」と語った。
 dot℃ubeは、手をかざすと平常な温度なら本体が青色に発光し、37・5度以上なら黄色に発光する。設置時は付属のUSBケーブルを電源に接続するだけで、スペースを取らないことも魅力だ。Bluetooth機能でパソコンと同期すれば、体温のデータを記録することも可能となっており、すでに歯科医院の受付等でも導入が進む。付近に電源がなくても、単3型のアルカリ乾電池で一か月程度の使用が可能で、一般的な三脚にも取り付けられるため、台がない場所や屋外などにも設置できる。
 現在、スタッフがガンタイプの検温器を持ち、一人一人の顧客に対応している施設も多い。だが、スタッフ自身の安全面や手間を考慮した場合、より効率的なオペレーションが求められる。dot℃ubeは検温の仕組みを変えるきっかけとなりそうだ。
 本体価格は3万円。米国・サンフランシスコの「ドットブラボー社」が製造。

 問い合わせ=プロデュース216 QHTマーケティング係 電話03(5436)2160 https://qht.jp/

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