日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

「第7代目 歌のお兄さん」坂田おさむ氏が童謡文化賞受賞

4面記事

企画特集

贈呈式集合写真

日本童謡協会

 一般社団法人日本童謡協会は7月1日、東京ガーデンパレスにて第50回日本童謡賞および2021年童謡文化賞の贈呈式を開催した。鈴木三重吉氏による童話と童謡の児童雑誌「赤い鳥」の創刊日が7月1日であることにちなんで、毎年この時期に式を開催している。
 日本童謡賞は、子どもの歌の振興を図るために制定されたもので、今回は大竹典子童謡詩集『ぼくがうまれた ひ』(リーブル刊)をまとめた大竹典子氏が受賞した。大竹氏の詩集は選び抜かれた言葉が丁寧に並べられていて、読んでいてほっとする優しさや温かさが感じられるとして評価された。
 また、日本童謡賞・特別賞はレコーディング・ディレクターとして永年にわたり「新しい童謡」の企画制作者として活躍してきた長田暁二氏に贈られ、日本童謡協会奨励賞は岩崎記代子氏に贈られた。
 東京書籍(株)が協賛する童謡文化賞は、日本国内において童謡文化の普及発展に寄与する個人・団体の業績を表彰するもので、今年は坂田おさむ氏に贈られた。
 坂田氏は、NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」第7代目 歌のお兄さんとして活躍し、全国の子どもたちを喜ばせた。同氏は、「感謝の気持ちでいっぱいです。これからもたくさんの子どもたちと一緒に歌って、いい歌を作っていけたらなと思います。」と述べた。
 また、2019年同協会の設立50周年を記念し創設された第一回新作童謡作詩・作曲コンクール「ふたば賞」の入選発表式も行われた。「秋のブランコ」を書いた豊崎えい子氏ら3名が入選。佳作に「おててをつないで」の渡辺真知子氏ら2名が選ばれた。

企画特集

連載