日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

福島市が夜間中学 令和6年度開校へ 県全域から受け入れ

2面記事

市町村

 福島市は、令和6年年度の公立夜間中学校の開校を目指す。市が設置者だが、福島県全体から入学者を受け入れる。今後、県教委と連携し、ニーズ調査や県民への説明会を実施する。公立夜間中学は同県内で初めてで、東北地方でも初となる。
 同市の総合教育センター内に開校予定。県全域からの通学を想定し、JR福島駅から徒歩圏内にある同センターが選ばれた。
 今年7月に県から「市町村レベルでの設置を」という通達が出た。11月の市長選挙で再選した木幡浩市長の公約だったこともあり、準備が進められた。
 県でも平成27年から検討会議を設置し、議論を重ねてきた。県内で活動する有志の「自主夜間中学」の代表も会議に参加。ニーズのある地域が分散していることから市町村レベルでの設置を要請した。
 県教委のホームページで、アンケートも実施している。入学が想定される人たちに向け、年齢や国籍、中学校卒業歴の有無などを尋ねた。来年2月まで実施予定。
 また県は、今月も県内6カ所で説明会を実施。「夜間中学校とは何か」という説明の他、体験授業も行っている。

市町村

連載