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新科目「情報」テーマに 数理工教育セミナー開催

10面記事

研究会

金沢工業大
26日

 金沢工業大学は26日、「第20回数理工教育セミナー」(オンライン、Zoomを使用)を実施する。高校教員や教育関係者などが対象で、「情報教育導入に向けた金沢工業大学および高等学校の取り組み」をテーマに設定している。
 同セミナーが目指すのは、高校教員との交流などを通して、高校と大学の双方の立場から数理教育を発展させること。「高大連携による数理教育研究会」の活動の一環として、数理教育に関わる直近の話題や課題などをテーマに置く。
 今回のセミナーでは、新しく高校に科目「情報I・II」が導入されるねらいと高大接続の解説、同大や高校の情報教育に関わる実践紹介などを行う。また、参加者を対象に、遠隔授業の工夫やICT教材の利用・工夫などを、「数理工教育研究センターでのICT活用事例集」としてオンデマンド配信(期間限定)する。
 まずは大澤敏・同大学長があいさつ。その後、鹿野利春・京都精華大学教授が「新しい情報科のねらいと高大接続」で講演する。そして「金沢工業大学および高等学校における情報教育の事例紹介」が続く。高校の事例紹介は、山森啓弘・石川県立野々市明倫高校教諭が「GIGAスクール構想モデル校における現状と課題」について報告する。
 情報教育を取り巻く環境の変化が加速する中で、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善やこれからの授業の在り方などについて、高校と大学が相互に考え、協力することができる数少ない機会の一つになっている。
 数理工教育研究センターのウェブサイト(https://www.kanazawa-it.ac.jp/efc/)のフォーム、eメール、ファクスで申し込みができる。参加費は無料。締め切りは19日。
 問い合わせ(セミナー事務局)=Tel076・294・6470

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