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一刀両断 実践者の視点から【第245回】

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人事の判断ミス

 こうも更迭が続くと言葉が出ない。それも内閣の要職だから呆れてしまう。派閥などに配慮するから適材と言うしかないのだろう。校長と似ていて与えられた駒でやるしかないという事になる。
 マスコミの餌食にされないような人物はいない者であろうか。内閣の一員にならずとも、国会議員になる時点で、事実として物議となる不祥事が判明していても登用するのは、その根拠が違うか、そんな事は大したことではないと判断しているからだろう。
 往々にして政治家を続け、庶民の感情を読めなくなり、権力の魔性に魅入られていく。だから更迭という首のすげ替えをよくも恥ずかしくなく認めたりやり続けても反省の体を見せない。子供達に説明すると大人を馬鹿にする材料として、所詮こんな感じなんだ。と、笑われそうである。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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