ソーシャルワーカーの増員

　スクールソーシャルワーカーの配置拡大に向けて、関係者から要望が出された。ごもっともと言える。
　振り返るとスクールカウンセラーも必要性から増員され配置をされたが、その効果はどうだろうか。期待された結果になっているとはあまり感じられないのは何故だろうか。資格と実力や人間力の乖離があるからではないだろうか。
　実力が資格とマッチしていない為に期待をし過ぎて落胆したり、さらなるトラブルになるケースが少なくない。要は手伝いたいし協力をしたいと言う気持ちがあっても実力や資質に欠けているのである。
　結果を出せない方や資質に乏しい方には、厳しく不採用を出すべきであり、その影響を考えれば当然のことではないだろうか。こうした査定をきちんと出来てこそ信頼を得て期待される効果が上がる。
　思いと願いと実力がマッチ出来たら申し分はない。
（おおくぼ・としき　千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事）