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一刀両断 実践者の視点から【第463回】

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タブレットの不具合、教育長の責任か

 《学校タブレットの故障多発で、教育長が退任へ 代替機調達追いつかず》(朝日新聞社)という見出しの記事がある。すなわち引責更迭をすると言う事になる。そもそも首のすげかえで済ませるものだろうか。
 最新機器の活用に精通した人材を後任にするとの事。記事によると、現職教育長は養護学校や聴覚支援学校の勤務経験を持ち、その経験、インクルーシブの視点からは極めて貴重なものがある。
 確かに不具合の数は半端ではないが、それは担当のレベルの問題であり教育長に責任を取らせる内容だろうか。参謀がしっかりしていなかったからではないだろうか。
 日本はどうもこうした実務を待たないトップに責任を取らせて終わらせる傾向がある。問題への解決には何ら関係ないところですり替える為に失敗を繰り返す。
 問題は引責ではなく、同じ事を繰り返さないマネージメント力にある。その本質にコミット出来るリーダーであって欲しい。辞めるならいつでも出来る。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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