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北海道鹿追町、町立中学すべてがIB認定

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市町村教委

 北海道鹿追町教委は13日、2校ある町立中学校が共に、国際バカロレア(IB)認定を受けたことを明らかにした。自治体単位で公立中学校のすべてが認定を受けた初の事例だとしている。総合的な学習の時間をはじめ、各教科の授業で探究学習を充実させ、生徒が考えたり、対話したりする時間を増やした。
 同町には、探究学習が一部の教員の熱意によって支えられていることや、探究学習のために何が必要か共通理解に乏しいといった課題意識があった。IBの導入によって改善を目指した。
 令和4年に、IB導入の方針を決め、翌年から3年をかけて実践を重ねた。昨年12月、国際バカロレア機構から、鹿追中学校(生徒114人)と瓜幕中学校(生徒45人)がIBの中等教育プログラムの認定校となった。
 授業中は、教員が説明する時間をIB導入前の3分の1程度に減らすと共に学んだことを生かして解決を目指す課題を提示するなどした。理科であれば「自分の誕生日の天気図を分析する」といった課題を設けた。
 2校のうち、瓜幕中学校では、生徒が自分で学ぶ場所を決めるようになり、普通教室以外に、音楽室や校長室も利用しているという。同中学校の教員は、「学びを主体的に設計する力を育てるというIBの考えに基づく」と説明した。

市町村教委

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