山田守　卒業設計　国際労働協会　正面図　1920（大正9）年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻（展示期間＝10月10日～11月10日）

　パナソニック汐留美術館（東京都港区）は「分離派建築会100年展　建築は芸術か？」（共催＝朝日新聞社）を10月10日から開催する。
　大正時代、日本の建築界に鮮烈なインパクトをもって現れ、日本初の建築運動とされる分離派建築会は、1920年に東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた同期、石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成され、その後、大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わり1928年まで作品展と出版活動を展開した。
　結成から100年目に開催する本展は、図面、模型、写真、映像や関連美術作品によって、変革の時代を鮮やかに駆け抜けた彼らの軌跡を振り返る。
　分離派建築会が希求した建築の芸術とは何か。日本近代建築の歩みのなかで果たした彼らの役割を、新たな光のもとに明らかにしていく。

【展覧会概要】
　・名称＝「分離派建築会100年展　建築は芸術か？」
　・会期＝10月10日（土）～12月15日（火）まで　※休館日は水曜日
　・会場＝パナソニック汐留美術館（東京都港区東新橋1―5―1　パナソニック東京汐留ビル4階）
　・開館時間＝10時～18時（入室は17時30分前まで）

　問い合わせ＝050・5541・8600（ハローダイヤル）
　ホームページ　https://panasonic.co.jp/ls/museum/