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端末活用、推進チームが発足 指導や校務の事例発信

3面記事

文部科学省

文科省

 小・中学校に1人1台の情報端末が整備されたことを受け、文科省で4月から学校現場での活用を支援する推進チームが動き出した。学習指導や校務、家庭との連絡などの場面で役立つ事例を発信する。教育委員会をつなぎ、情報共有を図るオンラインのプラットフォームも設ける予定だ。
 活動を始めたのは「GIGA StuDX(スタディーエックス)推進チーム」。メンバーは併任を含め20人で、小・中学校の元教員9人も籍を置く。
 インターネットの特設サイト「StuDX Style」で学校の活用例を紹介していく。主なターゲットは「学校でも圧倒的多数の情報端末を一から活用する先生たち」(板倉寛・推進チームリーダー)。先端的な活用よりも、底上げを支援していきたいと強調する。
 事例はカテゴリーに分けて掲載されており、「GIGAに慣れる」では、端末のパスワード入力やタイピング学習など活用に向けた第一歩を紹介。「学校と家庭がつながる」では、個人懇談の日程の希望調査をオンライン化した事例などを載せている。
 推進チームは今後も全国から事例を集め、夏には教科別の活用例も発信するという。

(写真は、活用の推進方法を話し合うチームメンバー)

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