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一刀両断 実践者の視点から【第189回】

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「家庭」とは

 こども「家庭」庁と「家庭」連合はともに意図を持って「家庭」という言葉が入っている。確かに「家庭」と言うキーワードは人間を育むベースには違いない。
 ある時、亡き父が語ったことがある。同居をする為に家を探していた。家の周りが庭に囲まれている家に巡り合い決めかけた時、母が庭は手入れが大変だからと指摘した。
 すると家庭とは庭が必要なんだよ、と父が諭した。
 現代はマンションなどでの住いが増えているが、確かに庭の存在は歳を経る毎にいろいろな気づきを与えてくれている。
 家庭と言う文言が指すものは現代の姿かはわからないが、米国と日本の意識調査で大切なものの第一位は家庭であった。しかし、2位以降がかなり違う。その答えはサタモラ(土曜日に行っている動画講座)でお分かりいただける。
 家庭を付けて改名し、霊感商法からの責任回避をする事を認めた文科の闇はかなり深いと思われるし、関係した人々を知っているだけに、やはりと納得している。ここには複数のメディアも含め連座しているだけにどこまで暴き切れるか、誰がそれを出来るのか、最大の関心を持って意識しておきたい。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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