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空調負荷を最適化する未来の快適空間へ 体育館の断熱改修パッケージ

9面記事

施設特集

フクビ化学工業
フクビ・リフォジュールアーキテクツ

 老朽化した学校施設では、どんなに空調を稼働させても暑さ・寒さが軽減されない。それは建物の断熱性能が低いからである。学校体育館については、教育環境の改善はもちろん、避難所としての機能強化、光熱費の支出低減といった観点から、空調設置と併せて断熱改修が求められている。同社では、断熱効果の高い製品を組み合わせた断熱改修パッケージを提案。断熱改修を行うことで空調の立ち上がり時間が短縮され、授業を円滑にスタートできる。また、空調負荷の大幅な軽減により、光熱費が削減できる。断熱以外にも多くのメリットがある同社パッケージ製品の詳しい特徴を紹介する。

【不燃断熱膜天井】
 超軽量で不燃性のシートと断熱材を組み合わせた天井システム。省施工で部品点数が少なく、加工性に優れ、スピーディに断熱化できる。仕上げ材のシートは遮光、透光、吸音など数種類から選べる。
 膜天井は特殊な膜と軽量なフレームで構成されており、一般の石こうボードに比べ、重さは30分の1~10分の1。シートの重量は0・2~0・6㎏/平方メートルと非常に軽く、万が一落下しても安全性が高い設計だ。また、耐衝撃性に優れており、最大90㎞/hのバレーボールによる衝撃試験でも破損や変形がなく、体育館での使用に適している。さらに、吸音タイプのシートの場合は室内反響音を抑制でき、笛や緊急アナウンスの聞き取りやすさも向上する。
 断熱材「フェノバボード」は熱伝導率0・019W/(m・k)という業界でもトップクラスの断熱性能を有している。材料のフェノール樹脂はガスバリア性が高く断熱ガスが抜けにくい特徴があり、断熱性能が低下しにくい独立気泡を有することで性能を長期維持できる。また、燃えにくい性質であるため安全性も高い。さらに、ホルムアルデヒドの放散量の程度を示す基準で最高等級のF☆☆☆☆に該当。断熱ガスは非フロンガス(グリーンガス:同社独自のノンフロンガス)を使用しており、オゾン層破壊や温暖化に対して影響が少なく、環境性能にも優れている。

膜天井システム

断熱材「フェノバボード」

【メルツエンサッシ】
 既存の窓に取り付けるだけで省エネ性能を大幅に向上させることができる高性能プラスチック断熱窓「メルツエンサッシ」。同製品は30年以上の使用実績を持ち、学校施設を含む多くの公共施設で採用されている。
 サッシ枠には高耐久性をもたらす特殊配合の樹脂を採用するなど、建物を長期間維持するためのさまざまな設計の工夫がなされている。部材を柔軟に組合せることで、他社製品では導入が難しい校舎や体育館の連窓・段窓にも対応可能。また、部品点数が他社内窓に比べ2分の1のため補修が容易で、部分的な部材交換を行っても気密性を維持しやすく、交換にかかるコストも低減。樹脂には有害な物質を含んでおらず、学校施設でも安心して使用できる。
 加えて、二重サッシ工法は足場や残材処理が不要なため、施工費が大幅に削減でき、環境にも優しい。
 内窓を設置することで外部からの騒音が軽減され、授業に集中しやすい環境となる。開口部から外部への漏えい音も抑えられ、児童・生徒がのびのびと活動できる。また、内窓は窓表面温度を底上げし、結露やカビ対策としても有効だ。

高性能プラスチック断熱窓「メルツエンサッシ」

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