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子どもの自転車事故、減少傾向が続く

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 平成30年に起こった自転車関連死亡・重傷事故は小・中学生、高校生いずれも、前年より少なかった。小学生は286件、中学生は384件、高校生は778件。昨年と比べると合わせて271件減り、ここ10年は、減少傾向が続いている。5月11日から始まる春の交通安全運動に向け、警察庁が25日に、「自転車関連事故に係る分析」として公表した。
 26~30年までのデータを集計したところ、事故が起こる時間帯は学校種によって違いがあった。小学生は放課後、中学生は登下校時、高校生は登校時の件数が多い傾向にあった。
 事故発生時に小・中学生、高校生の約80%は交通ルールを守っていなかった。多かったのは、「安全不確認」で、事故件数全体のうち、小学生は29%、中学生は24%、高校生は23%が怠っていた。各校種とも、交通ルール違反のうち、「安全不確認」が最も高い割合となった。
 警察庁は11日に始まる全国交通安全運動を通して、交通安全教育や広報、自転車利用者への指導取締りを推進する。

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