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都立高校入試、「男女別定員制」を維持

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都道府県教委

 東京都教委は令和2年度の都立高校入試で、受験生の性別により定員を決めておく「男女別定員制」を維持する方針を固めた。この制度は、性別による合格最低点の格差を是正するために平成10年度入試から導入しているもので、性別により競争率が異なることを問題視する声が上がっていた。
 都教委の検討委員会が7月にまとめた報告書によると、高校長を対象としたアンケートで、性別による合格最低点の格差が是正できたとする回答が約8割を占めた。「男女間の合格最低点を是正する上で、一定程度の効果があったため、令和2年度選抜においても、引き続き実施する」としている。
 この検討委員会は、都教委幹部を委員長とし、中学校長、高校長などで構成。5月から7月にかけて都立高校入試に関する課題について話し合い、報告書をまとめた。

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