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オリンピック・パラリンピックをかけがえのない財産に~東京2020教育プログラム「ようい、ドン!」~【第5回】

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 いよいよ2020年。東京2020大会の年となりました。3月から「聖火リレー」や「東京2020 NIPPONフェスティバル」が始まる等、日本全国で東京2020大会に直接参加いただける様々なイベント・プログラムが予定されておりますので、ぜひご参加ください。

 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)では、児童・生徒の皆様が東京2020大会の観戦や参画を通してかけがえのない心の財産を得られるよう、引き続き東京2020教育プログラム「ようい、ドン!」の推進に取り組んでまいります。
 今回は、オリンピックの目的の一つでもある「世界平和」に向けた様々な取組を紹介します。オリンピックの開催目的や意義について、学校の授業等で改めて学び・考えていただく機会としていただければ幸いです。

「平和の祭典」としてのオリンピック

 近代オリンピックの父と言われるピエール・ド・クーベルタンは、オリンピックの開催目的の一つに「スポーツを通じて、より平和な世界をつくることに寄与する」ことを掲げました。これは、紀元前8世紀に古代ギリシャで始まり、約1200年も続いた古代オリンピックに由来します。古代オリンピックは、当時、都市国家間の争いが続いていたなか「争いをやめて、競技会を行うべき」との神の託宣により始められた聖なる祭典であり、祭典の前後約3カ月間は休戦期間とされ選手や観客の安全が確保されていたと言われています。
 これらを踏まえ、1992年に国際オリンピック委員会(IOC)は、アスリートやスポーツの価値を守り、世界中の戦争のより平和的かつ民主的な解決に向かう道を目指して、開催期間中の休戦を世界に呼び掛ける「オリンピック休戦(Olympic Truce)」を提唱、1994年のリレハンメル冬季大会から取り組み始めました。
 東京2020大会でも、「オリンピック休戦」の概念そのものの認知拡大や促進を通して、「平和の祭典」としてのオリンピックの価値が拡大していくことを目指しています。

東京2020大会における取組

(1) 国連総会オリンピック休戦決議の採択
 2019年12月の第74回国連総会において、IOCや外務省の協力のもと、186カ国が共同提案国となり、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間中の休戦決議が採択されました。


第74回国連総会 Photo by Tokyo 2020


国連総会において演説する森東京2020組織委員会会長 Photo by Tokyo 2020

(2) 休戦ムラール(壁)の設置
 オリンピックに参加するアスリートにもオリンピック休戦への賛同を呼び掛けるべく、選手村内にムラールを設置し、アスリートが平和への祈りをこめてサインできるようにする予定です。

(3) オリンピック開会式での演出
 過去大会の開会式では、平和のメッセージを示すために平和の象徴である白い鳩をモチーフにした演出を行っています。

学校や児童・生徒の皆様に参加いただける取組

(1) PEACE ORIZURU(ピース折り鶴) 
 平和の象徴である「折り鶴」づくりを通して、戦争や争いがない世界を実現し、広げていくための活動です。東京2020公式ウェブサイトにて、PEACE ORIZURUの折り紙をダウンロードいただけます。


PEACE ORIZURUに参加する児童 Photo by Tokyo 2020

(2) オリンピック休戦に係る指導案等の配布
 オリンピック休戦についての1コマ単位の指導案や教育ビデオを、東京2020教育プログラム特設サイトにて配布しております。指導案は小学校低学年、中・高学年、中学生及び高校生向けの4種類あります(指導案監修=国立大学法人筑波大学)。

(3) 東京2020高校生英語スピーチコンテスト(応募期間は終了しております)
 高校生の皆様に、「平和の祭典」としてのオリンピックやスポーツの力について自ら考え、自らのことばで世界に発信するきっかけとしていただけるように企画した英語スピーチコンテストです。テーマは「平和な世界に向けてスポーツの果たす役割」で、全国から自らの体験や瑞々しい感性に基づき作られた英語スピーチが集まりました。2019年12月に実施した最終審査会で選ばれた受賞者4名のスピーチ動画をウェブサイトで公開しておりますので、ご参照ください。


2019年12月に実施した最終審査会での集合写真 Photo by Tokyo 2020

「最優秀賞」を受賞した高校生のスピーチ Photo by Tokyo 2020

 今後も、東京2020組織委員会として、各種機関と連携・協力しながら日本国内及び海外に向けて「平和の祭典」としてのオリンピックを広めていきたいと考えています。

 上記のほか、東京2020教育プログラム「ようい、ドン!」の最新情報はウェブサイトからご確認ください。

 東京2020教育プログラム特設サイト「TOKYO 2020 for KIDS」
 https://www.city.suginami.tokyo.jp/seibi/1022537/olypara/1042778.html

(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 アクション&レガシー部 アクション&レガシー課 教育チーム)

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