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求められる美術教育

14面記事

書評

大坪 圭輔 編
大坪 圭輔・小池 研二ほか 著
学校段階ごとに授業事例を紹介

 「求められる教育」(第1章)で始まる本書は、

 (1) 資質・能力育成教育
 (2) 新学習指導要領の背景
 (3) 新学習指導要領における美術教育
 (4) 新たな評価の観点

 の4節でスタート。美術教育の今とこれからを論じる一冊だ。
 「新しい授業題材開発と教育方法」が第2章、ここでは

 (ア) 表現の題材
 (イ) 鑑賞の題材とその教育方法

 が論じられる。

 続く第3章が「学びの見える授業実践」である。
 「小学校図画工作科での学び」に、「中学校美術科での学び」「高等学校芸術科美術、工芸での学び」「高等学校専門学科美術科での学び」「中等教育学校における学び」と、各学校段階に即して美術教育が語られる。ここでは、14にわたる授業事例が紹介されている。これで分かるが、授業実践、教師づくりに力を注ぐ一冊である。学校段階に応じた教科論と一貫する美術教育論を読み手は理解することのできる第3章でもある。
 第4章が、「連携がつくる学び」である。ここでは、“社会に開かれた教育課程”がいま一度学校に、社会の持続可能な発展の先端を担っているという自負を与えてくれよう。それは、学校(教師)のプライド回復でもある。研究者・実践家15人の執筆は、書き手の研究・実践歴を生かす編集となっている。これは敬服だ。
(2200円 武蔵野美術大学出版局)
(飯田 稔・千葉経済大学短期大学部名誉教授)

書評

連載

校長塾 経営力を高める最重要ポイント

 本校の学校教育目標は「ともに学び、ともに伸びる~しっかり考える、やりきる、思いやる~」である。具体的には、次の三つを目指している。  一つ目は、児童が学び合い、励まし合って、共に成長すること。二つ目は、児童と教職員が信頼関係の中でそれぞれの力を発揮し、その力を伸ばしていくこと。三つ目は、児童、教職員、保護者・地域が協働し「チーム廿小」として共に学校を創っていくことである。大事にしているキーワードは「つながり」。