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一刀両断 実践者の視点から【第134回】

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口調に意識を向ける大切さ

 口調について気になった。同じ話をしていても心がこもり、話す速さもかなりの印象を変えてしまう。特に政治家の口調は、耳障りに感じてしまう。責め心や保身の心が画策して言葉にしているように聴こえてくる。
 ここに意識を向けると、発言の真意や人間性が見えてくる。すなわち、言葉に思考を動かされるのではなく、心を感じる感性を磨き、判断する力を持てるように学生に気付きを促している。
 すなわち、その場凌ぎや印象に左右されない「聴く力」を高める事が重要である。その意味では、視覚や言語からの情報を遮断して「聴く力」を高めるにはラジオが役に立つ。先日の日曜討論で実感した。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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