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「ボテロ展 ふくよかな魔法」開催中

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企画特集

Bunkamura ザ・ミュージアム

 Bunkamura ザ・ミュージアムは「ボテロ展 ふくよかな魔法」(主催=Bunkamura、日本テレビ放送網、日テレ アックスオン)を2022年4月29日(金・祝)から開催している。
 本展は、コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロ(1932~)生誕90年を記念した、日本国内で26年ぶりの展覧会。ボテロ本人の監修のもと、初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される。
 1963年、《12歳のモナ・リザ》がニューヨーク近代美術館(MoMA)のエントランス・ホールに展示されると、一夜にして、ボテロの名前はニューヨーク中に知れ渡る。「モナ・リザ」はボテロが描き続けているテーマの一つで、本展では2020年制作の《モナ・リザの横顔》が世界初公開される。90歳を迎えるいまもなお、美術家として探求し続ける気迫の伝わる一枚だ。
 ボテロ作品を特徴づけているのは、あらゆるかたちがふくらんでいるということ。彼のモチーフは、人物も動物もふくよかで、果物は熟れきっているかのように膨らみ、楽器や日用品さえも膨張している。
 ボリュームを与えられた対象には、官能、ユーモアやアイロニーなど複雑な意味合いが含まれ、観る人のさまざまな感覚に力強く訴えかける。
 それはボテロ独特の「魔法」ともいえるもので、世界中で注目され続ける理由がそこにある。

【展覧会概要】

名称
 「ボテロ展 ふくよかな魔法」

会期
 4月29日(金・祝)~7月3日(日)

会場
 Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2―24―1 B1F)

開館時間
 午前10時~午後6時(金土は~21時、入館は各閉館の30分前まで)
 ※会期等は変更になる場合あり。詳細は展覧会公式サイトを確認。

 展覧会公式サイト=https://www.ntv.co.jp/botero2022/

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