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都立高の男女別定員の廃止 早ければ令和6年度入試で

3面記事

都道府県教委

 公立高校入試で男女別定員を設けている東京都教委は9月22日、早ければ令和6年度入試で廃止する方針を示した。性別に関係なく得点順で合否を決める男女合同枠を設けて段階的に取り組んでいる。令和5年度入試では、今春の入学者選抜の1割から2割に広げる。
 都教委によると、来春の入試で男女別定員を設けているのは108校。定員の8割を男女別で合格者を決め、残る2割は男女合同枠で選ぶ。
 この日の定例会では、今春の入試結果(109校)を基に、2割に広げた際の試算を公表。男女合同枠を設けた場合に、87%の高校で性別による合格最低点の差が見られない結果となった。一方、女子の最低点が高くなる高校は1割にとどまった。
 都教委の担当者は「2割に広げた結果を分析し、男女合同選抜への早期の移行を目指す」としている。

都道府県教委

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