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一刀両断 実践者の視点から【第225回】

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「潜在的な性癖」の存在

 <千葉・女児の体育館シューズに体液を…新婚ホヤホヤだった小学校教師のおぞましい“変態性”>(週刊女性PRIME)という見出しの記事がある。
 記事にあるような人物を見極める選考方法は現在のところ存在しない。これに類した性癖があったとしてもどのように発見するのか。検査などをしてもすべてが明らかになるわけではない。この人物は、やってはならない事をやっている事に興奮を覚えるのではないかと推測される。
 欲望があっても制御する事を私たち大人は身につけておかねばならない。異常と見られかねない趣向のある人はそれなりに存在している。自己完結して他に被害を与えないのならとがめるわけにはいかない。
 記事にあるような事態は、教員志願者が減っていることが要因ではない。子供や保護者は驚くと共に気持ちの悪い事をする大人として理解するだろう。個々の潜在的な性癖は表立って見えたら、気持ちの悪い大人ばかりになるのかもしれない。潜在的な性癖が存在することは意識しておく必要がある。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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