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一刀両断 実践者の視点から【第450回】

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論説・コラム

教員採用試験の共通化に期待

 公立学校の教員採用試験の一次選考を自治体の枠を超えて行うことについて、文科省が検討を始めたという。このような動きを待ち望んで30年になる。
 ある時、教員採用選考を一都三県でやろうと考えて関係者に打診した。データベースを作ってチョイス出来る方式である。また、採用が減るのでその時の新採はもれなく管理職対象になる為に県の予算で教員採用枠を増やす必要があると進言し動き出した矢先に、その職を意図的に外された。
 先取的な取り組みよりも権力を持つ人物は自分の損得や威厳を示したい為に容赦なく人事を行う。いつの世もこうした愚かな事が繰り返される。
 新たな事には必ずリスクが生まれる。それを恐れてブレーキを掛ける者が必ず居る。
 大学生が今後急激に減少する為に、大学が統合されたり存続不能となったりする。ならば生き残るのはどのような組織だろうか。それは一貫校と指摘する方が多い。
 その意味でも見えない未来を作るのが教育であり、負担を軽減して確かな人物を採用する為にも今回の取り組みを皮切りに先取的な動きが進む事を支援したい。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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