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コロナ時代に考えたい学校問題【第33回】

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論説・コラム

大声で話す若者たち

 マスク姿に馴れてはきたが、目だけで相手を特定することが難しく感じている。すなわち目だけのパーツではまじまじ見ないと分かりにくい。たまにフェイスシールドやマスクを取って顔が見えると急に親しみが増すのが分かる。

 また、マスクにより声がこもって聞き取れないことも増えてはいないだろうか。そのままスルーするのではなく、聞き返すようにしないと誤解を生じさせてしまう。いつものように発声していてはならないと心しておくべきだ。

 都内の感染者が急増している。新橋のガード街で食事をしようと歩いて見たらどの店も満席でマスク姿は皆無、さらに「俺達は平気だよ」と、言わんばかりの若者がこれ見よがしに大声で話す姿が随所にあった。いきがっている姿に見えた。この若者達も道徳を学び成長したはずである。適当な教育をしてきた結果にも見えた。

 これでいいのか日本の教育!
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

コロナ時代に考えたい学校問題