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「第17回ちゅうでん教育大賞」表彰式・「第18回ちゅうでん教育振興助成」贈呈式を開催

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「教育大賞」を受賞した鳥取県米子市立就将小学校の上村一也校長

公益財団法人ちゅうでん教育振興財団

 2018年度「第17回ちゅうでん教育大賞」の表彰式と「第18回ちゅうでん教育振興助成」の贈呈式が10月13日、名古屋市内で開催され、入賞者など関係者約200名が参加した。
 同事業は、公益財団法人ちゅうでん教育振興財団が全国の小・中学校の教育の振興に寄与する目的で毎年実施している。
 「ちゅうでん教育大賞」は、全国の小・中学校で実施された授業実践の研究や成果をまとめた教育論文を広く募集し、優れた論文を表彰。応募総数55件の中から、鳥取県米子市立就将小学校の上村一也校長の実践論文が教育大賞に選ばれた。研究題目は「学校現場における分身ロボットの活用法と今後の可能性について」。寺本潔・玉川大学教授は選考総評で同論文について「特別支援教育に属する実践であり実に感動的であった」とし、審査員一同が高く評価したと述べた。そのほか、教育優秀賞2件、教育奨励賞9件が表彰された。
 また、全国の小・中学校で実施される優れた教育実践や研究活動に対して助成を行う「第18回ちゅうでん教育振興助成」の助成先も決定し、贈呈式も行われた。応募総数376件の中から、助成総件数146件を選出、総額3239万円(このうち震災被災地の復興につながる支援枠として32件・助成総額=755万円)が助成される。
 記念講演会では、奈須正裕・上智大学教授による「子どもの学びのメカニズム~資質・能力の育成~」と題した講演が行われ、参加者から好評を博した。
 入賞者・助成先の詳細は同財団のHPを参照。http://www.chuden-edu.or.jp/

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