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再生可能エネ設備設置校、停電時対応進む

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文部科学省

 文科省は4日、全国の公立学校での再生可能エネルギー設備の設置状況に関する調査結果を公表した。設備を設置している小・中学校のうち、停電時でも電気が使用できる学校は、全体の58・6%。3年前の44・5%から14・1ポイント上昇した。太陽光発電設備の設置率も、3年前の24・6%から31・0%に上った。
 21年度から行っている調査は地球温暖化対策の推進を目的としており、今回で6回目。設置校は毎回100校以上増加している。
 今年度、再生可能エネルギー設備を設置する小・中学校は全国で1万63校。そのうち停電時でも電気使用可能なのは5895校だった。3711校だった前回調査から、2184校増加している。太陽光発電設備の設置数は、27年度の7371校から30年度は9022校と、1651校に増えている。
 文科省は地球温暖化などの問題を受け、環境を考慮した学校施設である「エコスクール」を推進している。東日本大震災での停電時に再生可能エネルギー設備が役立った例があり、防災のためにも導入を進めている。

文部科学省

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