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生徒指導~小学校段階での考え方~【第35回】

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保護者に恫喝されても

 道理や常識が通用しない大人が親になっている。相手からすると教師や学校が世間知らずと追及する。中でも権力思考の親は突然、変化する。すぐに裁判や教委や議員を持ち出す傾向がある。私も何度も「あんたを辞めさせてやる」と恫喝されたことがある。中には病的な方もいる。
 しかし、「モンスター」のように見られながらそうでない場合がある。
 「よく頑張ってますね。その想いを理解してもらえないのは辛いですよね。よくめげないね」と内容はともかく、そのパワーをタイミングよく褒めるようにしてきた。
 大半は対立のために構えてしまうが、それではうまくいかない。「訴える」と放言した親には「必ずやりなさいよ」と私は会う度に念を押した。弁護士もいつしか友となる。「モンスター」「ビックマウス」などと見られている親は味方にすれば応援団に変わる。
 ただし、油断をすると突然変身する。また、その親に育てられている子どもは影響を受けるため、単純には扱えないが、特別扱いはしない。「担任を変えろ」と理不尽に主張するのは、日常茶飯事のことであり、腹を括れば大したことではない。特に小学校段階での対処で「モンスター」と見られる親は激減する。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

生徒指導~小学校段階での考え方~