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生徒指導~小学校段階での考え方~【第204回】

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人情味あふれる関わりを

 教師に占める独身者はかなりの率になっているはずである。出会いの機会が極めて限られており、職場の同僚同士での恋愛であったり、保護者などからの紹介などもあるが、上手く行けばいいが、そうでない場合は気まずくなる。そのことを承知で恋愛に踏み出すものは少ない。私もその一人であった。

 職場に恋愛が絡むと、その事が計算に入り、不味い状況が生まれる。やがて周りも気づく事になる。
 知らないのは校長位だろう。経営が上手く行っているときは、職場結婚は多いと私は実感している。教師は勿論、親としても素晴らしい資質のある方が、この方面は奥手のような気質であったりして、さらに周りにも面倒見のいいお節介がいなかったために、時を逸してしまうという事が何度かあった。

 現代の結婚観は様々で、いろいろなパターンが存在している。決して強制されるものとは思わないが、出来れば離婚は避けたいものである。
 恋愛は活力にもなる。そして守るものが増えると責任感や度量も増すことができる。その反面、悩みも増えるものである。
 大切なのは、相談できる人がいることである。諭してくれる人や、ボヤキを聴いてくれる人がいると、かなりの確率でトラブルは失速する。バディーシステム等も心地よい職場環境を創るには必要である。
 「生徒指導」はややもすると冷たく感じられるが、本当は人情味溢れる関わりが大切であり、それには自らがそうした存在になる努力が求められる。定年後にも繋がる関係こそが本物である。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

生徒指導~小学校段階での考え方~