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不登校特例校、4月開設へ 宮城・富谷市

2面記事

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中学生が対象

 宮城県富谷市は来年4月、不登校状態の中学生を対象に、午前中に3時間、午後に3時間の授業を実施する不登校特例校を設ける。1日付でホームページで公表した。それによると、文科省の指定を受けた不登校特例校は、東北地方で初となる。
 1学年6人程度の生徒を受け入れる。生徒は、市立富谷中学校に籍を置く。特例校は、同中学校から2キロほど離れたコミュニティセンター内に設ける。このコミュニティセンターは昭和49年に閉校となった小学校の校舎を活用して研修・集会用に部屋を貸し出すなどしている。
 今年4月の時点で不登校特例校は全国に17校ある。
 宮城県は不登校の小・中学生の割合が他の都道府県と比べて多い傾向にある。令和元年度は2・4%を占めた。都道府県別の集計では、島根県と並んで全国で最も多かった。

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