安藤百福 インスタント麺が人類に与えたこと
17面記事
永野淳太郎著
昭和・平成時代を生きた人物にスポットを当てる新たな人物伝、ミネルヴァ・ジュニア評伝選の第1弾「安藤百福」。
安藤百福は、日清食品の創業者で昭和33年にインスタントの「チキンラーメン」を発明した。
今や日本のインスタントラーメンは世界中に広まり、「世界食」となっている。
終戦直後の食糧難の時代に食に興味を持ち、「食がなければ衣も住もあったものではない」との思いから食品事業を手掛けた。
お湯があればすぐに食べられるラーメンの開発後、カップヌードル、そして宇宙食ラーメンまでも発明した。
「食をつくりて世のために」生涯を尽くした、発明家・実業家を描く。
(1980円 ミネルヴァ書房)
(Tel075・581・5191)