マリオン・デーン・バウアー　作
リチャード・ジョーンズ　絵
横山　和江　訳

　雪が降ってきた。冬に備えてすることはたくさんある。キツネは何かしなくていいかなと考える。毛虫が声を掛けてきて冬はさなぎになると言う。キツネはさなぎにはなれないなぁと思う。コウモリは洞穴にぶら下がって寝ると言う。足がくたびれるなぁと思う。カンジキウサギは体を白くすると言う。でも赤い毛が気に入っている。いろんな動物が教えてくれるが、キツネはどれもしっくりこない。その時かわいいキツネに出会う。そのキツネと求愛のダンスを踊り家族になる。（小学校低学年から）
（１６２０円　鈴木出版　Tel０３・６７７４・８８１１）
（月）