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高校生・大学生の海外を留学支援する自販機、文科省に設置

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文部科学省

 官民協働で、高校生、大学生の海外留学を支援している事業の一環として、売り上げの一部がこの事業への寄附金となる自動販売機が設置され、26日に式典があった。周辺の自動販売機と同じ価格で販売し、1本につき10円がジャパンビバレッジホールディングスによって寄附される。
 式典では浮島智子・文部科学副大臣が自分の海外生活について紹介すると共に、「若いときに海外に出ることは大切な経験。海外で生活した日々は心の宝物になっている」などと話した。この日は式典のため、文科省玄関前の屋外に自動販売機を設置したが、今後は、玄関内のロビーに設置する。
 この留学事業は、「トビタテ!留学JAPAN」と呼ぶ。協力する民間企業や公益法人、個人が資金を提供し、留学生は渡航費用や滞在費を支援してもらえる。留学生の選抜に当たっては協力する民間企業が立ち会う。
 このような寄附型自動販売機は既に大学内などに設置されている。昨年12月に東京海洋大学で設置が始まっており、文科省は30カ所目となる。この事業の事務局によると、設置費用はかからない。高校以下の学校種でも設置は歓迎だという。

文部科学省

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