日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

地域資源を活用した多彩なメニューが充実 広島・瀬戸内海・松山「探究の旅」へ

9面記事

企画特集

吟行後の句会ライブの様子

令和だからこそ訪れたい定番ルート

 平和学習や世界遺産学習の地である広島と愛媛・松山を結ぶエリアは、島々が織りなす風光明媚な風景と歴史・文化・産業など多様な資源の宝庫。
 広島から松山まではチャーター船の利用で1時間ほど。移動がスムーズな上、瀬戸内海クルーズという貴重な体験メニューとなる。
 晴天率も高く運航率はほぼ100%と計画も立てやすい。
 「令和」の出典として有名な万葉集にも読まれている道後温泉本館は、「道後REBORNプロジェクト」を展開し、営業しながらの保存修理工事中。今しか見られない道後温泉本館の姿は必見だ。
 今、松山・道後で俳句づくりに精通したまち歩きガイドと吟行しながらまち歩きができるメニューが人気だ。散策中は、ガイドによる俳句の手厚いサポートがあるので、初心者でも俳句を詠むことが可能だ。
 その後、詠んだ俳句で講師の巧みな進行により、テレビ番組さながらの句会ライブを行えば、会場は笑顔溢れるひと時となる。
 さらに、新たに開発された生徒の自主性や協調性を育むロゲイニング体験(2~5人でチームを組み、地図をもとに作戦を立て、時間内にチェックポイントを周りながら得点を競うチームスポーツ)が注目を集めている。
 チェックポイントには観光・文化スポットが多く、「旅好きが選ぶ!日本の城ランキング2019」で4位に輝いた松山城などがある。競技の特性上、事前学習とも相性が良く、班別自主研修を充実させたい時におすすめだ。
 そして、地域資源を活用したさまざまな体験メニューも充実している。松山をはじめとする周辺市町では、橋上サイクリング・みかん狩り・カヌー・動物園での給餌体験など、多様な体験も可能だ。
 ますます体験メニューに磨きがかかる瀬戸内・松山のコース。教育旅行のねらいである、「主体的・対話的で深い学び」づくりは、企画段階からサポートしてくれる松山市へ。

問い合わせ=松山市観光・国際交流課 修学旅行担当 Tel089・948・6558


道後温泉本館ラッピングアート (c)TEZUKA PRODUCTIONS

企画特集

連載