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一刀両断 実践者の視点から【第30回】

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「14歳と性交」発言に驚愕

 《「14歳と同意性交で捕まる」発言/立憲・本多平直氏が謝罪》(毎日新聞)とあり得ないニュースが出された。
 この文言は普段からの価値観が表出したものであり、子どもと性的関係になることは同意があれば合法という主張である。政治家という立場の人間が発したのだから驚愕してしまう。歪な性的趣向や健全なる青年の育成や精神の発達からして極めて片寄った発言であった。
 ある意味、同じように考え、行動する同族がさらに存在するようにも思えてならない。時代錯誤と異常な価値観を持つ者が政治家に限らず存在している事になる。
 その意味ではこうした価値観を持たせないようにするためにも、青年期の教育の重要性を考えたい。14歳でそうした関係になる意味や、その結果についての見当さえつかない者と関係を持つことは問題ないとする発言は日頃から出ていたはずである。その価値観で行動している事が想定される。まして法学部出身で要職を得てきた政治家であり、その妻も同じ職にある。ここは是非、妻の思いを聞いてみたいものだ。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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