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複数感染で学級閉鎖 文科省、新型コロナで指針

3面記事

文部科学省

 文科省は8月27日、児童・生徒や教職員が新型コロナウイルスに感染した場合について、学級閉鎖など校内感染を防ぐための対応に関する指針を公表した。学級閉鎖は、ある学級で複数の児童・生徒が感染した場合をはじめ、1人が感染し、周囲で風邪のような症状が複数人で出た場合などとした。複数の学級を閉鎖するなど学年内で感染が広がっている可能性が高い場合は学年閉鎖とし、複数学年を閉鎖する場合など学校全体を休業とする。
 今回の指針は、緊急事態宣言対象地域など、保健所の業務が手いっぱいになっている地域があることを念頭に置いて策定した。本来は、児童・生徒や教職員が感染した場合、学校設置者は保健所にその旨を報告し、学校を臨時休業とするか相談することとなっている。
 指針に添えた概念図によると、保健所の業務が手いっぱいになっている地域では、学校設置者が感染した児童・生徒らと濃厚接触した可能性がある人の一覧を提出して保健所の業務を補助するとともに、学校休業の有無や方法は学校医などと相談して決めることとした。

文部科学省

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