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文科事務次官に義本氏 文科省人事

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文部科学省

 文科省は21日、文部科学事務次官に義本博司・総合教育政策局長(59)を充てる人事を発令する。藤原誠次官は退任する。初等中等教育局長には、伯井美徳・高等教育局長が就く。
 義本氏は京都大法卒。旧文部省入省後、幼児教育課長、大学振興課長、高等教育企画課長、高等教育局長、大学入試センター理事などを経て、昨年1月から総合教育政策局長を務めてきた。
 幼児教育課長退任後には、厚労省に出向し、保育課長に就いた経験を持つ。
 現職文部科学事務次官の藤原氏は平成30年10月に就任した。3年弱の在任期間は過去最長。文科省発足後、事務次官は旧文部省と旧科技庁の職員がおおむね交互に就任してきたが、今回の人事では2代続けて旧文部省の職員が事務次官を務めることとなった。

 同日付で発令する幹部人事は次の通り(敬称略、経歴は下記)。

 文部科学事務次官 義本博司
 大臣官房長 矢野和彦
 総合教育政策局長 藤原章夫
 初等中等教育局長 伯井美徳
 高等教育局長 増子宏
 研究振興局長 池田貴城
 大臣官房総括審議官 柿田恭良
 スポーツ庁次長 串田俊巳
 文化庁次長 塩見みづ枝
 大臣官房付 瀧本寛
 大臣官房学習基盤審議官 茂里毅
 大臣官房審議官(初等中等教育局担当) 淵上孝
 大臣官房審議官(高等教育局担当) 里見朋香
 大臣官房文教施設企画・防災部長 下間康行

 主な新幹部の経歴は次の通り(敬称略)。
 このうち、初等中等教育局長に就任する伯井美徳氏は、横浜市教育長の経験を持つ。

【官房長】

 矢野和彦(やのかずひこ)
 青山学院大法卒。旧文部省入省後、初等中等教育局財務課長、初等中等教育企画課長、大臣官房審議官(初等中等教育局担当)などを経て昨年10月から文化庁次長。55歳。

【総合教育政策局長】

 藤原章夫(ふじわらあきお)
 東京大法卒。旧文部省入省後、初等中等教育局教職員課長、初等中等教育企画課長、大臣官房審議官(初等中等教育局担当)などを経て平成30年10月から内閣官房内閣審議官。57歳。

【初等中等教育局長】

 伯井美徳(はくいよしのり)
 神戸大法卒。旧文部省入省後、初等中等教育局教科書課長、教育課程課長、財務課長、大臣官房審議官(初等中等教育局担当)などを経て平成31年1月から高等教育局長。元横浜市教育長。58歳。

【高等教育局長】

 増子宏(ますこひろし)
 早稲田大大学院理工学研究科修了。旧科学技術庁入庁後、研究開発局原子力課長、大臣官房審議官(研究振興局及び高等教育政策連携担当)などを経て昨年8月から官房長。58歳。

【研究振興局長】

 池田貴城(いけだたかくに)
 早稲田大政経卒。旧文部省入省後、初等中等教育局財務課長などを経て令和元年7月から内閣官房教育再生実行会議担当室長。56歳。

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