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創立百周年記念式典を開催

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性の健康医学財団

 公益財団法人性の健康医学財団は、同財団創立記念日の10月22日、帝国ホテル(東京都千代田区)にて百周年記念式典を開催した。同財団は、大正10年(1921年)10月22日に内務省から正式に財団法人として認可を受けた。創立当時の名称は、財団法人日本性病予防協会。
 式典では、同財団の理事長 北村唯一氏が開会の挨拶を行い、性感染症の歴史、同財団の活動について語った。続いて宮内庁長官官房皇室医務主幹 永井良三氏や東京大学副学長 齊藤延人氏、日本医学会会長 門田守人氏など、その分野の著名人が祝辞を述べた。その中で、齊藤氏は「今後は、性感染症予防啓発だけではなく、ジェンダーやダイバーシティの課題についても大きな役割を担ってくれることを期待している」と述べた。
 式典後半では、北村唯一氏による記念講演が行われた。講演内容は、「花柳病予防会の淵源と土肥慶蔵の事蹟」。同財団と性感染症予防の礎を築いた土肥慶蔵氏の今までの功績を紹介。あわせて同財団の歴史や現在の活動について語った。
 また、創立百周年を記念して実施したコンクールの受賞者も公表された。コンクールは、「すべての人々の幸せのために」のメインテーマをもとに写真や短歌などの作品を募集した。
 中高生の部では、最優秀賞を札幌市立札幌旭丘高等学校の中原飛鳥さんが随筆「性教育に関する考察~緊急避妊薬を市販化するためには~」で受賞。
 そのほか、優秀賞は、川柳にて広島県立広島叡智学園中学校の黒木碧恵さん、随筆にて同校の野元セイラさんが受賞した。

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