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生物がすむ果てはどこだ? 海底よりさらに下の地底世界を探る

13面記事

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諸野 祐樹 著

 高知県にあるJAMSTEC(海洋研究開発機構)の高知コアセンター。世界に3カ所しかない国際深海科学掘削計画のコア保管施設の一つだ。
 この研究施設では、海底の下の地層から生物を探す研究が進められている。その目的は海底下のどこまで生き物がいるのか、そして生きられる限界を見つけること。
 調査では科学掘削船「ちきゅう」が、パイプをつなげて、海底下の石や泥が詰まった地層を掘り出す。
 地層には厳しい環境の中で暮らす小さな生き物、微生物がいる。地層に閉じ込められ食べ物もほとんどない。1億年前の地層からも微生物が見つかっているが、1回分裂して増えるのに数千年かかることもあるという。
(1540円 くもん出版)
(Tel03・6836・0301)

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