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特別支援学校生の硬式野球を指導 「甲子園夢プロジェクト」が練習会

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特別支援・保健

荻野さんの指導を受ける特別支援学校の生徒ら=16日、都立第五商業高校

 知的障害の特別支援学校に通う子どもたちが硬式野球をするのを支援する「甲子園夢プロジェクト」の練習会が16日、東京都立第五商業高校のグラウンドで行われた。都内以外にも茨城県や愛知県から集まった18人の生徒らが白球を追った。
 プロジェクトは、硬式野球部のない特別支援学校の生徒に野球をできる場をつくろうと、都立青鳥特別支援学校の教員の久保田浩司さんが企画し、昨年始動した。
 この日は第五商業高校の生徒との合同練習の形で、キャッチボールやティーバッティングなどを行った。指導には千葉ロッテマリーンズの元投手・荻野忠寛さんも加わった。
 練習に参加したある生徒は「みんなで集まって野球をできることが楽しい」とはにかんだ。練習会に初めて子どもを連れてきたという都内の母親は「子どもが野球をしたがっていたが、地域に参加できるような場所がなかった。こうした機会を通じて自信を付けることで、将来の進路も広がっていけばいい」と話す。
 プロジェクトは今後も毎月1回のペースで練習会を開く予定だ。

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